まず、現在までに把握していることを備忘録として記述しておきます。
(なお、西日本の河川で採取される本来のミナミヌマエビだけではなく、ショップでミナミヌマエビとして売られているヌマエビも便宜上ミナミヌマエビとして扱うので、あしからずご容赦を。)

私が初めて現物を手に入れたのは、10年以上前にフォーカス( https://item.rakuten.co.jp/focus/sirominami-5/ )で売られていたもの。「白ミナミ!飼いたい!」という好奇心から。それ以前にミナミヌマエビ自体は爆殖長期維持できる程度には飼育環境もスキルもあった。

そこから白ミナミについてネットで調べる。蝦三昧( http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3594/ebigallery/minami05.html )さん他、お世話になりました。
実際に届いたエビは確かに白濁個体。岡山県の某水系で採取されたものとのこと。後年ヤフオクの白ミナミヌマエビ出品を見かけた時も、採取地は同じく岡山県の某水系とのことだった。採取可能な川は数カ所あるらしく、ネットで販売されていたもので「兵庫県産」と表記されたものもある。累代飼育の環境でも発生することがあるが、天然の環境でこのような表現が現れることに感銘を受けた。

なお、入手した白ミナミは全てオス。普通色のミナミとともに飼育。しばらくして若い普通色の個体の腹に、節毎に白い筋が入ったか?と思われることはあったが、結局白い形質は受け継がれなかった。当時からミナミと共生しているバクテリアの影響でオスのみが白濁するという説があり、私の飼育環境ではそれが維持できなかったのだろうという結論に達した。

それから10年以上、たまにヤフオク出品されるものやショップが販売しているものを眺めたりしていたが、「一代限りのものだしな」と入手する事はなかった。ところが昨年、屋外トロ舟で睡蓮を栽培し始め、新たにホームセンターのペット売場のミナミヌマエビを10匹購入してトロ舟に放したところ、10月辺りからやけに白っぽい個体が見えた気がして、水面近くに現れる個体を観察したところ、過去に見覚えのある白濁個体がいた。そのまま屋外で越冬させ、この春改めて確認したところ、睡蓮の鉢の土をツマツマする30匹以上の白濁個体が。さらに濁り気味のトロ舟の底にもいるらしく、恐らくトロ舟内の全てのミナミヌマエビのオス、ざっと50匹程度が白濁個体として生息していることを確認したのである。

どういうわけか、普通色のミナミヌマエビのオスが白濁する環境が屋外トロ舟にできていた。久しぶりにネットで白ミナミの詳細を調べるも、ショップの販売ページと個人の採取した・入手したという話と画像は蓄積していたが、「なぜ白濁するのか」については相変わらず「バクテリアの影響?」程度。そして白ミナミ繁殖を試みるも飼育記事の続報はなし。やはり白ミナミは環境依存の変化なのだなという思いと、その白ミナミが発生する環境が自分の元にあるという思いがあり、生物学の専門的な知識やスキルはないのだが、可能な限りこの環境を維持したいものだと思っている。

画像はね、こういうところで紹介するつもりがなかったので、現状雑なものしか手元になくて、見づらくて申し訳ないと思っています。今後はもう少しマシな白ミナミの画像紹介などを中心に、ゆっくりとやっていけたらと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 観賞魚ブログ ミナミヌマエビへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です